実はあまり知らない、オーボエのなりたち・歴史

2017年3月26日

もっと知りたい!オーボエのこと

ダブルリードで息を吹き込む木管楽器、オーボエ。金管楽器と比べて非常に繊細で、リードの手入れや木製楽器であるからこその扱いの難しさ(シーズンごとの湿気の変化など)など、演奏はもちろんコンディションを保つことも含めて難度の高い楽器とされています。そんな、オーボエのなりたちについて解説します。

オーボエの歴史について

オーボエのなりたちとしては、古代ギリシアにおいて、縦笛「アウロス」がダブルリードの楽器であり、そこが起源とも言われています。直接的な先祖としては、軍隊で使用されていたショームと言われており、室内楽器用に改良が重ねられ、17世紀にオーボエとして誕生したとされています。1670年ころには、すでにパリでオーボエが演奏された記録が残っており、18世紀になるころには既にイギリスをはじめ、ヨーロッパ全土に瞬く間に広がりました。ほとんどの楽団・オーケストラに配備されるようになります。19世紀になると、これまでのバロック式・ドイツ式から発展し、管を細く、リードも一層細くして、洗練された音色と音量、すぐれた操作性を実現したコンセルヴァトワール式がフランスの製作家の手によって開発されます。現在もこちらは受け継がれており、一方ドイツ式もウィーンの一部の愛好家によって受け継がれています。ちなみに、1970年代にオーボエの製作家が絶滅の危機に瀕していました。オーボエ製作家の後継者が不在のためです。そのとき、ヤマハに要請を出して、研究開発をしたことで難を逃れたという逸話も残されています。

オーボエは、木管の楽器であり、音域は3オクターブ有し、演奏者には非常に高度な技術を要求する楽器です。